テクニカル分析とは？

バイナリーオプションで安定して勝ち続けるトレーダーになるためには、
テクニカル分析の知識は切っても切り離せません。
為替チャートを使用したテクニカル分析とはなにかを理解しておきましょう。

バイナリーオプション入門「テクニカル分析とは？」

チャート分析は為替の将来の値動きを過去の値動きから予測する分析方法で、
過去の相場の動きを表示させたチャートを使った分析方法をテクニカル分析と呼びます。

以下がUSD/JPYの値動きを表示させたチャートです。
赤と青で表示されているローソクのような物はローソク足と呼ばれ、
江戸時代に日本で生まれたものが、現在でも世界中で利用されています。

ローソク足とは？

ローソク足は始値（始まりの価格）と終値（終わりの価格）を「実体」で表し、
高値（一番高かった価格）と安値（一番安かった価格）を
「ヒゲ」と呼ばれる線で表示します。
また終値が始値より高いものを「陽線」、終値が始値より低いものを「陰線」と言います。

ローソク足は５分足・３０分足・１時間足・・・といったように
1つのローソクが形成される時間を設定できます。

例えば５分足は始値から始まり、その５分間の最高値が上ヒゲ、最安値が下ヒゲとなり
５分後に終値が決まって１つのローソク足が形成されます。

ローソク足で確認することで、ぱっと見でこの時間はどのような動き方をしたのか、
どこまで上がって、どの辺りで価格が収まったのか、といったことがわかります。

過去の相場から未来の値動きを予想

なぜ過去の相場の値動きを分析することで、将来の値動きを予測できるのだろう？と
疑問に思う方もいると思います。

例えば、サイコロを転がして１～６までの数字を当てるゲームなら、
いくら予想しようと確率は６分の１です。
６の目が10回連続で出て、そろそろ１〜５の違う目がくるだろう！と予想しても確率に変化はありません。

しかし、為替相場は世界情勢や、その通貨の国の経済状況などの影響を受けて
価格が上がったり下がったりしています。

さらに経済状況というのはそうそう変化するものではありませんので、
この国の景気は安定している、この国は不安定といった
過去の経済状況が続く可能性が高いので、
過去の値動きからチャート分析をすることができるのです。

外国為替市場というのは投資家同士の売り買いで収益につながる”市場”です。
「もっと利益を上げたい！」「損失は極力避けたい」といった
多くの投資家たちによる群集心理によって為替レートが形成されていきます。

サイコロの出目を当てるゲームと違い、人間の心理状態というのは
過去に起こった出来事の影響を受け徐々に変化していきます。

チャートには、こうした投資家の心理状態が反映されているため
その変化を読むことで将来の価格を予想できる、と考えることができます。